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震災後(5)相乗り、(6)3万人

(その5)
 我が部の職員は私を含めて10人だ。そのうちの7人が仙台から大崎市古川の支社まで通っている。自動車通勤は3人だけであとの4人は新幹線通勤だったが、新幹線も在来線もこの震災で長期不通となったため、バスか自動車で通うしかなくなってしまった。
 しかし、仙台・古川間の高速バスは、震災後は列車利用組が流れてバス停には長蛇の列ができていると聞くし、やっぱり自動車で通うしかないかと思ったところにガソリン不足が追い打ちをかけ、職員はみな通勤に苦労することになった。
 震災後1週間は職場に詰める職員も多かったが、徐々に夜間作業もなくなり、夜は二人を残して自宅へ帰すようにしたが、ガソリン不足で帰りたくても帰れない職員が出始めたので、仙台組には相乗りを奨励することにした。
 そうなると、自然の成り行きでワンボックスカーを持っているS係長に白羽の矢が立ったが、絶対に自ら進んでどうぞと言うような男ではなかった。かといって絶対にイヤだと言い張る根性も無いので結局はみんなに押し切られてS係長が車を出すことになった。
 ちなみに、相乗り車がS係長の車と決まるまで、しばらくはS係長の部下で私以上に積極的なキムラ君が自ら買って出て普通乗用車に3~4人を乗せて往復してくれたが(最初は職場泊まりの者が多くそれでも間に合っていたが)、みんなの無言の「乗せろビーム」には抗し難かったようで、先週からはS係長の車がメインの「送迎車」になった。ハイ、どうもありがとう。始めから手を上げたのなら少しは株も上がっただろうに、嫌々では評価は全然上がらんよね、ハイ、ご秋霜様。
 なお、若い部下たちは古川市内を駆け回り、携行缶にガソリンを給油してもらってはせっせとS係長の車にガソリンを継ぎ足して燃料不足を生じさせないよう万全の態勢を執っているのだから不満はないだろう。不満を言ったら罰が当たるぞ。


(その6)
 今回の震災での死亡者・不明者は合わせて2万数千人に達すると報道されており、とてつもない未曾有の大災害だと言って過言ではないと思うが、それを上回る数の人々が毎年自らの命を絶っている。毎年3万人を超える人々が自殺する国、日本。このことをどう考えればいいのだろう。
 地震・津波の災いは逃れたが家も家族も仕事も失い、生きる希望を見い出せず自ら命を絶つような人が出ないよう、復興には心の支えが必要だ。親族を失った人々の最後のよりどころは地域の仲間とか、古い友人とか、職場の同僚とか、とにかく、萎えそうになる気持ちを支えてくれる仲間の存在が大きいのではないかと思う。「その一声」が大きな意味を持つ、そんな気持ちで身近なことから始めたい。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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