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震災後(12)温泉

(その12)
 部下の車に乗せられて仙台に帰る途中、ぼんやり外を眺めていたら、ある看板が目に入った。「あっ、温泉!」そう三本木にあるひまわり温泉「花おりの湯」の看板が目に入ったのだった。
 相乗り通勤をするようになってからは高速道路を利用して行き帰りをしていたので国道沿いにあるこの温泉のことを忘れていたが、この時は「下」を走っていて遅ればせながら気がついた。通勤途中にあるし入ってもいいかなと思い、ちょっと寄ってもらった。
 夜も8時を回っていたが駐車場には結構、車が止まっており、やっぱり混んでいるようだったのでその日は中に入らずに帰ったが、でも入れると分かると無性に風呂に入りたくなった。
 我が部の社員10人のうち、その日までに風呂に入れない者は2人に減っていたが、そのうちの一人が私で、もう一人が28才の女子社員Aだった。次の日、Aにその話をすると「とても魅力的な提案ですね。ぜひ、お願いします。」ということになったので、ついでに仙台相乗り通勤組にも声をかけ、その日は4人で仕事帰りに入ることになった。これがまた非常に気持ちがよかった。とろけるようだった。そんなに混んでもいなかった。
 頭も身体も二度ずつ洗い、全身ツルツルになって気分がとってもほぐれた。そして誘われるように飲食コーナーがある大広間に足が向かい、冷たい生ビールを大ジョッキでグビッと飲んだところで幸福感が頂点に達した。う~ん、し・あ・わ・せ。
 その弛緩した表情を部下に写真を撮られたが、まあその顔の情けないこと。被災地の方々には申し訳ないが、その瞬間、大震災のことはすっかり頭から飛んでいた。でも、おかげ様で英気を十二分に養えたので、また明日から頑張りたい。そして被災された方々にも一日も早く生ビールを飲んでうまいと感じてもらえる日が訪れてもらいたい。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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