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「激走!日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース富山〜静岡415km」

 富山県の日本海岸からスタートしてニッポンの尾根、北アルプス→中央アルプス→南アルプスを越えて静岡県の太平洋岸までの415kmを8日以内に走りきるという過酷な山岳レース「トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)」を追いかけたNHK取材班のルポ本で、読んでいてちょっとしためまいとか吐き気を覚えた。
 参加者は尋常ではない。中には十分に睡眠をとり決して無理をせず制限時間ぎりぎりでの完走を目指す選手もいたが、多くの選手は少しでも早く少しでも前へと、真っ暗闇の山中で暴風雨の中でも憑かれたように進んでいく。最後はフラフラとなって幻聴や幻覚に悩まされる選手が続出するような、とにかく人間の限界に無理やり挑む人たちの話だ。報道する側もなぜそこまでやるのか?と大いに取材者魂が刺激されるらしく、大人数の取材チームを編成して選手を多方面から追いかけていく。
 参加者は数々の山岳レースやウルトラマラソンに参加して上位入賞するような猛者ばかりだが、2012年の大会では28人がトライして10人がリタイアした。賞金も賞品も出ず、全てが自己責任という過酷なレースに出場する選手とはどんな連中か?選手一人ひとりの普段の生活や動機がレース展開とともに紹介されていくが、そこがこの本の読みどころか。ちなみに、本選に出場するためには実地と筆記の選考会があり、遊び半分で参加できるレースではない。

 私はかつて気仙沼に勤務していた時、釜石まで徒歩で歩いたことがあった。後で距離を測ると72km程度だったが、非常につらかった。はじめはそんなに歩く気はサラサラなくて、天気もイイし陸前高田まで歩ければと思い、昼過ぎに何も持たずに普段着で歩き出したが、思いのほか早く到着してしまい、じゃあ大船渡まで行ってみるかと欲を出し、ついでに行けるところまで行ってみようと夜通し歩いて翌朝、釜石駅に到着したのだが、この夜間行軍が非常につらかった。季節は3月下旬で夜は寒く、疲れたな眠いなと思って足を止めると、身体がガタガタと震えてとても仮眠などできず、休息もままならなかった。また大船渡と釜石の境にかかる鍬台トンネルは2kmを越える長いトンネルで、車が通り過ぎるとものすごい音がトンネル内に反響するのでとても怖かったが、夜中にトンネルを一人でとぼとぼ歩いている男のほうがよっぽど気味が悪かったのだろう、どの車も反対車線まではみ出して避けて通り過ぎていた。そんなバカみたいなことをやっていた。若かったね。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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