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借りた本・読んだ本

「姉川の四人 信長の逆切れ」鈴木輝一郎(13.08) 前作「金ケ崎の四人」がこれまで読んだことがないタッチの時代小説で、とても面白かったので続編にあたるこの本も読んでみた。今回は、前回の金ケ崎の戦で朝倉義景に寝返った裏切り者、戦巧者の浅井長政を討つために織田信長から参戦を求められた若き徳川家康の苦悩が中心だ。戦に勝っても得られるものは盟主、信長からのとりあえずの信頼と、戦国武将としての名誉だけ。全然行きたくないのに行かざるを得ない、大国に挟まれた小国の悲哀。国を守るためにどう振舞うか、戦を勝ち抜くために必要な戦略は?いま敵方に寝返れば信長を討てないか等々、その時々の揺れる心情がよく分かる。
「シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕」タイラー・ハミルトン(13.05) 延々と綴られる詳細な薬物使用隠ぺいの実態にめまいがし、そして吐き気がした。世界トップレベルのプロの自転車乗りたちがレースに勝つために、相手もやっているから、やらなければ負けるからと誰もが競うように薬物使用を常習化させていく。他チームが捕まってもビビって止めればほかのチームにレースで負けるだけと処分されるまで誰もが止めない異常な世界。実力があり正常な感覚の持ち主だった作者が、異常とも思える持久力や瞬発力を発揮するライバルを目の当たりにして、チームの監督やドクターに勧められるままにドーピングの深みにハマっていく様が恐ろしい。プロの世界の歪んだ厳しさを見た。
「キアズマ」近藤史恵(13.04) 評判が良かったので読んでみたが、間の悪いことに同時に「シークレット・レース」(ツール・ド・フランス7連覇という前人未到の偉業を達成したランス・アームストロングの巧妙なドーピング隠しを元同僚が告発した本、というより自転車競技のプロの世界の壮絶さがビシビシと伝わってくるとても分厚い本で、まるでサスペンス小説を読んでいるような気分になる本)を読んでいたので、どうしても創作の世界が薄く感じてしまうのだった。自転車競技を通じて人間を書こうとした本作品とノンフィクションの「シークレット」とは違うのは分かるのだが・・・
「幸福トラベラー」山本幸久(13.02) 中学生二年生の男の子が学校の休校日に、偶然出会った同じ年の女の子と半日一緒に行動しながら、少しずつ少女を好きになっていく、そんな甘酸っぱいお話がなんか懐かしくて楽しく読めた。途中、この作者の別の小説の主人公も絡んで、思わずニヤリとしてしまったが、こういう遊びもなかなか楽しい。ただ、40を過ぎてラブラブの両親の設定は余計だったのではないか。なくても全然ストーリーに関係ないし、ウチでは絶対あり得ないもの(笑)。

PS
 今朝も寒かったので挫折してコートを羽織ってしまったが、それでも薄手のレインコートで我慢した。自慢にもならないか。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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