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借りた本・読んだ本

「甘いもんでもおひとつ」田牧大和(13.10) 江戸時代の和菓子(上菓子)職人の兄弟に降りかかる難題を跳ね返しながら店を盛り立てようとする奮闘記+人情話。全6話ごとに柏餅や葛切り、ういろうなどの上菓子が登場し彩りを添えるが、情景描写が簡素で物足りないと思う人がいるかもしれない。私はこの程度の描写が好きだな。
「戸越銀座でつかまえて」星野博美(13.09) 昔、この作者の書いた『転がる香港に苔は生えない』(00')を読んで以来、私はこの人の書く本が好きだ。今回は、久しぶりにやってきた年上のいとこの女の子がおばさんたちを相手にしゃべっている、それを隣りで黙って聞いていながら、ふ~ん、そうなんだあとか、ああーそうそうとか、うなずきたくなるような、そんな感じの話が続く日常生活を描いたエッセイだ。あまりに個人的でソレがイヤだという人もいるようだが、私にはソレが楽しい。ただ連載モノのせいか、書かされ感をあるのが少々残念。
「和菓子のアンソロジー」坂木司編(13.01) 『本屋さんのアンソロジー』の方がよく記憶に残ったのは、和菓子よりも本にまつわる話の方がいろいろイメージしやすかったからだと思うが、でもこの本でもこれまで知らなかった作家をいろいろ紹介してもらえたので、それはそれで楽しかった。私的には、坂木司の話は馴染みのメンバーの続きが読めて楽しく、小川一水の和菓子を中心に据えた冒険物語のような話も空想が膨らんで楽しかった。恒川光太郎の日本昔話のような幻想的な物語もイイ話だった。
「山口晃大画面作品集」山口晃(12.12) ずしりと重く、見応え・読み応え十分の画集本だった。こういう重厚な味わい深い作品をていねいに紹介してくれればイイのに「すずしろ日記」のようなヘンにふざけた本を読ませられると途端にガッカリしてしまうので、もうやめてね、と願っていたのに「すずしろ日記2」まで出しやがったぜ、チェッ。第一、金持ちの画家なんて画家の風上にも置けねえんだよ!と全くの言い掛かりをつけたくなります、ハイ。
「エール!お仕事小説アンソロジー」大崎梢・平山瑞穂、青井夏海、小路幸也、碧野圭、近藤史恵(12.10) 男女6人の作家による様々な仕事を題材にした小説集だが、何か同じテイストを感じた。状況に流されず(流されそうになるが)誰かに頼ったりせず(頼りたくなりそうにもなるが)、主人公たちはみな一人でちゃんと仕事に向き合っていた。誠に立派だ。こんな奴らを部下にほしいくらいだ。素直にエールをもらえたような気になるが、ただ一点残念なのは、出てくる上司や取引先の男たちがみな主人公に冷たい無慈悲な人間に描かれている点だ。やさしくて物わかりの良い上司に救われる話を希望(笑)。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウムの解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクターが登場する。
「誇り高き西部劇」逢坂剛・川本三郎(05.10) 日本で上映された西部劇のポスターやチラシで紙面が構成されているが、マイナーな作品が多い。作家の逢坂剛と評論家の川本三郎がそれらの映画にまつわる思い出話を最後で語っているが、当時を知らないとついていけない話題が多い。ふ~ん、という感じだが、出版社にかかるとつぎのようなキャッチコピーになるのだから恐れ入る。『西部劇のプログラムを集めて40年、熱血ファンの2人が満を持しておくる究極のプログラム読本。日本独自ともいえる映画のビジュアル資料から、西部劇をもう一度味わう。珍品からファン垂涎の大傑作まで満載』ってホント? たまたま図書館で手に取った時、裏表紙に「大いなる西部」のヒロインジーン・シモンズの写真が載っていたから借りたようなものでした。
「悪ガキオヤジが川に行く!」本田亮(04.04) アウトドア雑誌『ビーパル』に連載されていた当時は熱心な読者だったので懐かしくて本を手に取ったが、十年以上も経つと、どうも当時の読後感とはだいぶ異なる感じ方をしている自分に気がついた。日ごろは真面目なサラリーマンたちだが休日には仲間とハチャメチャな行動に出る!それが痛快だったハズなのに、いま読むと、バカだなあー、おまえたち。そんな恥ずかしいことをやって家族に顔向けできるのか?たまには家庭サービスでもしろ、と管理職的な発想に立ってしまうのでありました。トシかな。
「韓国朝鮮ことわざ辞典」金容権(99.08) この本は99年版だが、初版は87年の出版だ。当時の韓国は自由選挙が初めて行われたばかりで、まだまだ昔の儒教の教えを色濃く残していた時代だろう。今とはだいぶ違うハズだから、この本に書いてある韓国を真に受けても仕方がないのかもしれないが、逆に韓国の素地が分かるかも。とにかく「直情径行」とか、「出自が大事」とか「人情はあっても義理はない」とか、豊臣秀吉の朝鮮出兵に対する恨みは何度も出てくるし、イヤなところだけを拾えば嫌悪感は募るが、でもまあ、お互いさまなのかもしれない。相手を挑発しないだけ日本がマシか。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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