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本『へるん先生の汽車旅行 小泉八雲、旅に暮らす』

 私は小泉八雲、ラフカディオ・ハーンをよく知らない。明治のころ、日本に来た外国人で日本の昔話にヒントを得て怖い話を書いた人、日本人女性と結婚し日本に帰化した、ぐらいの知識しかなかったが、この本に紹介されているハーンはとても魅力的だ。
 英国軍人の父が駐留中のギリシャで結婚してハーンが生まれ、その後イギリスで幼少期を過ごし、両親に捨てられてからは厳格な叔母に育てられるが、逃避するように19才で単身アメリカに渡り、底辺の生活を強いられながら米国内を転々としつつ、新聞記者や文売業などで生計を立てるが、行き詰まりを感じて40才のときに雑誌社の通信員として明治23年の日本に来日する。帰る当てもないハーンは、その後松江で英語教師の職を得て落ち着き、結婚後は熊本や東京などで英語教師をしながら日本や日本人を愛し、神仏融合する日本の不思議さを怪談話などで海外に紹介しつづけたが、明治37年、狭心症のため54歳で亡くなる。
 略歴を見ただけでも波乱の生涯を送ったことが分かるが、この本の作者はハーンが暮らしたアメリカや日本の各地を丹念に辿り、ハーンが見た風景を追体験しながらハーンに思いをよせ、ハーンの考えに迫ろうとする。なかなか面白い本だ。
 この本のハーンが本当のハーンなのかどうかは分からないが、少なくとも本の中のハーンは魅力的で、読みながら明治の日本が鮮やかに浮かび上がるのだった。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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