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借りた本・読んだ本

 毎日続けていたブログをつけないと夜が長いので、読んだ本の感想ぐらいはこれまでどおりつけようかと思う。

「ぼくらの映画のつくりかた」機本伸司(14.07) 読み進むのが苦痛に感じる小説だった。人は辛さを感じたくて小説を読むのではないと思うのでもう少し希望を感じさせる書き方を途中に入れてほしかった。しかし、それにしても小説の中で展開されるようなやり方で映画を作ろうとするなんて、自主映画とは言え無謀でしかないだろう。町内会の夏祭りでももう少し段取りを決めてから行動を起こすぞ。作者は会社勤めをしたことがあるのだろうか?

「外国人だけが知っている美しい日本」ステファン・シャウエッカー(14.07) 前著の『外国人が選んだ日本百景』(14.03)で語らなかったことを補っているような本だ。日本人には耳触りはイイ話が続くが、世の中、良い面ばかりではないハズ、とも気づかせてくれる本だ、という読み方はひねくれ過ぎか?文中にある「サクラの開花を追いかけて見ごろ情報を英語で発信」したり、「京都で見逃したら・東京で見逃したら」というような情報の設定は確かに来日外国人には喜ばれるだろう。滞在年数の長さではなくて、来日外国人のコメントに耳を貸す姿勢が有益な情報の発信に繋がっているのだと思う。それはどんな仕事でも同じだろう。

「ずるずる、ラーメン おいしい文藝」河出書房新社編(14.06) 図書館の新刊本コーナーで紹介されていた本。ラーメンは好きなので手に取ったが、週刊誌の記事を寄せ集めたような雑文集で、それほど面白い本ではなかったが、それぞれの作者が言いたいことはよく分かった(町田康と千葉雅也の文章を除く)。たかがラーメン、されどラーメン。ラーメンのことを考えていたら、『あまの屋』の「中華そば」が食べたくなった。

「日本人の9割は正しい自己紹介を知らない」山中俊之(14.06) 人前でのスピーチやさりげない自己PRに活用できそうな指摘が多く、大変参考になった。やっぱり、世界を相手にするなら、このくらいやらなくっちゃダメだろうな。私としては、一つか二つ、真似できれば御の字か。

「なにわの華 文楽へのいざない 人形遣い」桐竹勘十郎(14.05) 三浦しをんの「仏果を得ず」を読んだ流れで手に取った一冊。しをんの小説は太夫と三味線遣いの話で、人形遣いはぜんぜん出てこなかったのが読み終わってから不思議に思ったが、この本を読んで何となく理由が分かった。三者がそろって初めて『文楽』だが、合わせるのは1日ぐらいで、それまではそれぞれに研鑽を積んでいるらしい(ホント?)。人形遣いだけでも三人がかりで①主遣(おもづか)い”が本体を支えながら人形の右手を操作し、②左遣(ひだりづか)い人形の左手を遣い、③足遣(あしづか)い”が人形の両足を操るのだそうだが、それを一日で合わせるのだという。

「内田樹による内田樹」内田樹(13.09) この本のコメントとしては、まったく本筋ではないが、野球を説明する文章が美しかった。再掲すると、「フィールドは『フェア(美しい)』か『ファウル(醜い)』のいずれかに分割されている」、「ボールは『生きている』か『死んでいる』かいずれかの状態にある」、「ボールが『生きている』間は『家(ホーム)』に戻る権利がある」、「『ストライク』というのは『打て』という命令であり、この命令に3回違背すると『ストライク』する権利を喪失する」。それが野球だというのだ。フェアって「正しい」んじゃなくてゲームが続けられるから「美しい」んだと教えられた。

「勝ち逃げの女王 君たちに明日はない4」垣根涼介(12.05) シリーズ第4弾。気持ちが前向きになれる話が多くて良かったが、職場でも、仕事でも、現実はもう少し泥臭く、人に話せないようなこともあるが、生きている限りは前向きに生きていきたいし、そのために小説を読むことは「アリ」だ、と改めて思った。

「12番目のカード」ジェフリー・ディーヴァー(06.09) シリーズ第6弾。これまでは暗闇でジェットコースターに乗せられて上や下、右や左に振り回されるような緊張感がサスペンス感やミステリー感を高めて読み応え十分!と感じられたが、今回はその緊張感を味わえなかった。犯行の動機が二転三転する筋立てが分かりにくく、また主役が犯罪多発地のハーレムに住むが成績は超優秀という生意気な黒人の女子高生というのもそぐわない感じがした。が、南北戦争後の開放奴隷の人権確立に大きな影響を与えた合衆国憲法修正第14条の成立に関する140年前の謎をミステリー仕立てにしたところはなかなか面白かった。

「玉人」宮城谷昌光(99.05) 昔読んだ中島敦の『李陵・山月記』のようなテイストを感じながら読んだ。そこに現代風の味付けが加わって男女の話が絡んで色っぽかったりするが、話は淡々と進んで最後にしみじみとさせられる話が多かった。たまにはこういう短編集も良いものだ。と思うのも、名作と言われる長編時代劇小説『樅ノ木は残った』が、時代が合わないのか、なかなか読み進められない。『宮本武蔵』のようなハラハラ感がないせいか、ページをめくる手が重い。

 身内に不幸はあったが、あまり中身のない本も読んでいた。(事件の前に読んでいた本もあったが)結局、人は人、自分は自分という生き方しかできないなのだろうか。

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Author:yyrn
戌年生まれ。南小泉で生まれ育ち、結婚して榴ヶ岡で賃貸暮らしを始め、子供が生まれて仙台の北の丘陵地帯に移住。強烈な宮城県沖地震を経験し、あまりモノには固執しなかったはずが、一生アパート暮らしも淋しいかと13年前に北の丘陵地帯に中古の家を購入。そこで庭いじりでもしているハズが3月11日に大震災を再び経験。幸い家族や我が家には被害はなかったが2万人が亡くなった大震災だ。この経験を無駄にしてはならないのだが・・・・
*写真は震災前の網地島の白浜海水浴場

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